小児科アレルギー
小児アレルギーに関する質問集
- 小児アレルギーにはどのような種類がありますか?
アレルギー疾患は、アレルギーを引き起こす物質と、それに対する反応の仕方で様々な病気を引き起こします。
小児ではアトピー性皮膚炎、気管支喘息、アレルギー性鼻炎が代表的です。
その病気は、決してアレルギーだけで起こるものではありません。
感染やストレス、環境などの影響を受けて難治化したり、重症化します。
図のように、いろいろな原因が重なっています。
- アレルギーがあるかわかりませんが検査はできますか?
血液検査で8割から9割が分かります。受診後、検査させていただきます。
- アレルギーは治るのですか?
受診いただければ、長期間で薬を使いながらトータルに治療し、症状は治まっていきます。アレルギー体質はあるけれど、反応は出てこなくなることも少なくありません。
気長に付き合うことが大切です。
- アレルギーのある子が予防接種を受けても大丈夫でしょうか?
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大丈夫です。卵アレルギーの方などは、皮内テストなどで反応を見ながら接種します。
- アレルギー体質の子の場合、離乳食の開始は遅らせた方がいいのでしょうか?
遅らせる必要はありません。注意しながら開始していきます。
症状が出たり反応が出たら、アレルギーを起こしやすい物質を特定し、後に回したりして少しずつ食べられる方向へもっていきます。
- 親のアレルギー体質は子供に遺伝するのですか?
アレルギー体質は遺伝します。
しかし、病気そのものが遺伝するわけではありません。
- 園や学校で給食を提供してもらう時に気を付ける事はありますか?
園や学校で決められている書類がありますので、それに基づいて検査し、学校へ提出します。ご相談下さい。
- 発疹が出ているのですが、小児科に連れて行った方がいいですか?それとも皮膚科ですか?
小児科の受診で大丈夫です。発疹は子供特有の症状も多いので、安心して小児科を受診してください。
- アナフィラキシー症状が出た時にどのような対処をしたらいいですか?
危険ですので、その場合はすぐに救急へ行きましょう。
症状が起きる前に、診察して対処法をあらかじめ知っておくことが大切です。
運動誘発性食事性アナフィラキシーがありますので、食後1時間位は運動しないようにしたほうがよいでしょう。